Blaugust Day16:雪
昨日はおたよりが届いて嬉しかったです。池のある公園、いいですねえ。木漏れ日もね、良い感じにチルくて好きです。雨音も好き。
さて、今日は雪の話をしよう。
雪景色は自然界のシンプルMODである。影MODの逆。
夏の騒がしい色彩と対象的に、光と影のモノトーンの世界を見せてくれるのが雪であり冬だ。
雪に埋もれた世界は、単純だ。光と影の際立ちは、そのまま生と死のコントラストを映し出している。歩き続けるか、さもなくば凍えて死ぬか。象徴の粉飾が剥がれ落ち、現実がありありと目の前に現れる感覚。
ジェットコースターよりも、舞い散るダイヤモンドダストが日差しに照らされている氷点下20度の朝のほうがよほど身の危険を全身でひしひしと感じられる。家に帰れば終了できる、安全な危機として。
しかし、この雪と寒さが、一定の位置に居る者たちを排除しているということも考えなければならない。ホームレスとして過ごすために東京へと逃げ延びた者は、果たしてどれほど居るのだろう。地下空間から排除された者たちは、きちんと屋根を手に入れられたのだろうか。
この部分はまだ知識不足なので、ここではあまり深入りしないでおく。
寒かろうがなんだろうが、雪は必ず降り積もるし、完全に消え去るのは春を待つしかない。ゆえに、除雪を余儀なくされる。
除雪、この単純作業。スノーダンプに雪を乗るだけ乗せて、山まで運ぶ。積み上げる。戻って来る。雪を切り出す。また運ぶ、積み上げる、戻って来る……
淡々とした仕事は心身を整えてくれるし、温めてくれる。すっかり車が動けるようになる頃には、氷点下であってもジャケットの前を開けながら動くことになる程度には体がほかほかになる。家に帰ると、太ももが思っているよりもかなり冷えていて毎回驚く。
年を取ったら除雪が嫌になるのかもしれないが、少なくとも20代の私は除雪が好きだ。
朝、誰にも踏みしめられていない、きらきらと輝く一面の雪が好きだ。掬い上げてもさらさらと手からこぼれていく軽やかな柔らかさが好きだ。影の淡い青色が好きだ。
もし本州に移住することがあったら、長野あたりも悪くないな、と思う。雪が降るので。
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