日記の日記
映画の『違国日記』を見た。
映画としてはよくまとまっており、悪くはなかったのだが、原作を読んだ身としてはやや物足りなかった。この映画をきっかけにして原作を読んでくれるひとが居るのなら、それに越したことはないだろう。
同居を始めた者たちの「ただいま」「おかえり」「いってきます」「いってらっしゃい」に弱いので、最初は無いところから始まり、物語が進んだ後でそれらが出てくるのはめちゃくちゃ良かった。
私は連載中に出会ったので、初読は三年ほど前になる。だいぶ記憶が薄れていたので、もう一度読みたい。
>自殺という名称で呼ばれるその事象が、他の人間たちの価値観とその言動によって個人の尊厳を貶められたり、排除されたことで所属感を失ったことによって起きるのならば、それは間接的な他殺と言える訳で完全な自殺など存在しない……
↑あまりにも『河童』すぎてびっくりした。これは過去の日記に書いてあった。