物語

2025-05-01

みんなの感想ポストを見ていると、私って本当に感想を言語に変換する機能がないよなあと思う。ジークアクス四話視聴中に思ったことって、オンラインカジノを拾うアンテナ感度すげえなってのと、爆発がピンクで嬉しいの二つだけだもん。マチュに共感できるかできないか、というラインに立てない。全ての実存に対して、まあそういうこともあるだろうね……と思いながら生きているから、共感/拒絶の二択にならない。あえて言葉を選ぶなら、放置とかが近い。これまでの人生において嫌いな奴が居ないのってそのおかげかも。

ひとに興味がないというより、遠いんだよな、たぶん。それはそれとして、親切な教師に学生からヘイトが向いているのは全然許せない。おそらく子供からすると過保護でウゼーとなるんだろうが、学ぶことそれ自体に専念できるようにという教師からの配慮をお前! という気持ちになる。基本的に「大人」をやってる存在のことが好きだから、その正しさ真面目さを笑うやつが許せないんだよ。差別に気がつかず一緒になって笑うようなクソ教師が居るような世の中でさあ、ちゃんとしてる奴にはちゃんと報われてほしいだろうが……。

私が物語を見る動機ってなんなんだろう。書く動機なら分かるんだけど。キャラクターに出会うため、という気もするが、それは結果的にそうなっているだけのようにも思う。平時の脳内が常にごちゃついているタイプだから、レールを敷いてもらう良さ、みたいなのは間違いなくあるね。

ちなみに書く動機というのは、シミュレーションの楽しさと、それを言葉で明確にしていくことの二つだ。私は小さい頃から脳内シミュレーションばかりをして過ごしていたので、それは得意なこととして身体に刻まれている。登下校はずっとひとりだったので、その間は傍らに妖精を召喚して変身する遊びをずっとしていた。言葉にすることの楽しさは、ごく最近になって気がついたことだ。脳内に浮かぶふわふわとした観念や映像を言葉に落とし込むことで初めて分かることもある。

風呂に入りながら『西の魔女が死んだ』のことを考えていた。たぶん私は、不登校だったあの頃に味方が居なかったことが本当に本当に悲しかったし、今でも世界を許せていないんだろうな。

送信中です

×

※コメントは最大500文字、5回まで送信できます

送信中です送信しました!